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【書評】『世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?』|もう「管理」で悩まない。世界標準のチーム術

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世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?

世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?

  • 作者:井上大輔
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
Amazon

チームの成果が伸び悩んでいる、メンバーとのコミュニケーションがうまくいかない。マネジメントの役割を担う人なら、一度はこうした壁に直面したことがあるのではないでしょうか。

そんな悩めるマネジャーのために、本書は世界中の優れた実践者たちが何をしているのか、豊富なインタビューを基に解き明かしてくれます。

マネジャーになったばかりで何から手をつければいいか分からない方から、自身のマネジメントスタイルを見直したい経験豊富な方まで、チームを率いるすべての人におすすめできます。

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『世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?』の概要

本書は、特定の理論やフレームワークを難しく解説する学術書ではありません。世界中の様々な業界で活躍する300人以上のマネジャーへのインタビューを基に、成果を出すために彼らが日々何を行い、何を考えているのかを具体的に示しています。

「目標設定」「1on1」「フィードバック」「採用」「チームビルディング」といった、マネジメントの根幹をなす普遍的なテーマが網羅されています。それぞれの章で、すぐに現場で応用できる実践的なノウハウが、豊富なエピソードと共に紹介されており、机上の空論ではない、現場ですぐに活かせるリアルな知見こそが、本書の最大の価値と言えるでしょう。

世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?

世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?

  • 作者:井上大輔
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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本書の魅力

1. 世界基準の「生きた」実践知

最大の魅力は、世界中の多様な現場で活躍するマネジャーたちの「生の声」に基づいている点です。有名企業から急成長中のスタートアップまで、置かれた環境も文化も異なる中で成果を出している人々の具体的な取り組みが紹介されており、非常に説得力があります。紹介されている手法は、表面的ではなく、なぜそれが必要なのかという本質に触れるものが多く、自身のチームにどう応用するかを考えやすくなっています。

2. すぐに試せる具体的な「型」

本書で解説されている1on1の進め方や、フィードバックの伝え方などは、具体的な手順やフレーズ例と共に示されています。抽象的な心構えだけでなく、「何を」「どのように」話せばよいかが明確になるため、読んだ翌日から自分のチームで試せる「型」として活用できます。この具体性が、行動への心理的なハードルを大きく下げてくれるはずです。

3. マネジャーの人間的な側面への深い洞察

単なる管理手法やテクニック集ではなく、メンバーとの信頼関係をいかに築くか、マネジャー自身が抱える孤独や葛藤にどう向き合うかといった、人間的な側面にも光を当てています。成果を出すためには、優れた手法を導入するだけでなく、人としてどうメンバーと向き合い、自分自身を成長させるかが重要であることに改めて気付かされます。

少し気になった点

全体として非常に有益な内容ですが、強いて挙げるなら、その情報量の多さです。数多くの事例や手法が網羅されているため、一度にすべてを実践しようとすると、かえって混乱してしまうかもしれません。全てを一度に吸収しようとせず、まずは自分のチームが抱える課題に最も近い章を選び、一つずつ試していくのが本書を最大限に活かすコツでしょう。

ネットのレビュー、口コミの要約

良い口コミ

  • 実践的で、具体的なアクションプランが立てやすいと高く評価されています。明日から何をすべきかが明確になったという声が目立ちます。

  • 「すぐに使えるヒントが満載」という感想が多く、特に若手マネジャーや、マネジメントに悩みを抱える人からの支持が厚いです。

  • 多様な企業の事例があるため、「自分の状況に置き換えて考えやすい」という点も好評を得ています。

気になる口コミ

  • 経験豊富なマネジャーにとっては、書かれている内容が「マネジメントの基本」と感じられ、目新しさに欠ける場合があるようです。

  • 海外の事例が中心であるため、「日本の組織文化や慣習にそのまま適用するには、少し翻訳や工夫が必要かもしれない」と感じた読者もいます。

まとめ

本書は、マネジメントという複雑で答えのない問いに対して、世界中の先人たちが導き出した実践的な知恵という羅針盤を与えてくれます。テクニックだけでなく、マネジャーとしてのあり方まで考えさせてくれる一冊です。

紹介されている手法を一つ試すだけでも、チームの雰囲気や成果に良い変化が生まれる可能性があります。チームの力を最大限に引き出し、マネジャーとしてもう一段階成長したいと願うなら、本書を手に取ってみることを強くおすすめします。

世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?

世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?

  • 作者:井上大輔
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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